世界中で愛されているタングルティーザー。広く愛されている理由は、「髪に無理な負担をかけることなく、髪の絡まりを解きほぐし、サラサラ艶やかな髪の毛に導く」こと。
そして、タングルティーザーの最大の特長は「ブラシ(歯)」にあります。
なぜ、髪の絡まりをスルンと解きほぐせるのか。タングルティーザーがもつ力について、改めて皆さんにお伝えします!
タングルティーザーは「歯」が命
これはタングルティーザーが世に出始めた、2008~2009年の間に販売していたデザインです。
開発者は、20年にわたり世界中のセレブのヘアデザインを担当した、元ヴィダルサスーンのカラーリスト「Shaun Pulfrey(ショーン・ペリフレイ)」。
ショーンは長年のキャリアを通して、ダメージによって“髪の毛が絡まりやすくなる”ことに疑問を感じていました。
ヘアケアの基本であるブラッシングに着目したショーンは、髪の健康を第一に考えたヘアブラシの開発をスタート。
髪に負担をかけず、簡単に髪のもつれをとるヘアブラシを作るため、幾度となくテストを重ね、長い開発期間を経て「長短二段構造」に辿り着きました。
1.髪の絡まりをスッと解きほぐす、長短二段構造
タングルティーザーの一番の特長は、長いブラシと短いブラシを交互に配列した長短二段のブラシ構造。
長いブラシ部分で「髪のもつれと絡まりを解きほぐし」、短いブラシ部分で「髪の表面を構成するキューティクルを整える」仕組みになっています。
この二段構造は、「髪の絡まりを解きほぐす」「キューティクルを整える」という二役において、最も効果的にアプローチできる構造です。
二段、三段、四段、それ以上でテストを繰り返し、髪へのダメージを最小限に抑えながら、より効果的に絡まりを解きほぐせる構造は「二段」ということを結論付けました。
この長短二段構造は、日本、イギリス、EUで特許を取得しています。
2.柔軟性・弾力性に優れた、特殊なブラシ素材
この二段構造を支えているのが、米国の化学メーカー「デュポン社」が開発した特殊なブラシ素材。柔軟性と弾力性を兼ね備え、ゴムとプラスチックの中間の柔らかさを実現できる素材です。
ブラシが硬すぎると髪の毛に引っかかってしまい、柔らかすぎると絡まりを解きほぐすことはできません。
タングルティーザーは、髪の毛の絡まった部分でブラシがしなり、良い力加減で少しずつ解きほぐしています。
この仕組みは、美容師さんがシャンプーの時に行う「指ぬき」の技術にとても似ています。
髪の毛が絡まったままシャンプーをすると、髪の毛が引っ張られてしまうので、素早く指を動かして「絡まった部分から指を外す」技術が必要だそうです。
タングルティーザーも同じように、絡まった部分を無理に解きほぐそうとせず、次のブラシに「後は頼んだぞ!」とバトンを繋いでいるのです。
この二段構造と、柔軟性・弾力性を兼ね備えたブラシ素材によって、開発者のショーンが理想としていた「髪の健康を第一に考えたヘアブラシ」を実現させました。
タングルティーザーは「カタチ」も重要
ブラシの効果を最大限に活かすため、タングルティーザーにはもう一つ大きな特長があります。
それは、「柄のない形状」です。
この形状は人間工学に基づいており、握りこむことで自然とブラシにかかる力が分散します。そのため、均一な力でブラッシングすることができます。
髪の状態に合わせて力加減を自然に調節できる形状なので、髪の毛の絡まりやもつれを無理に引っ張ることもありません。
このユニークな形状と二段構造のブラシが相まって、髪への負担を最小限に抑えるブラッシングが可能なヘアブラシが誕生しました。
デタングリングブラシのパイオニアとして
タングルティーザーの特長である、「長短二段構造」「特殊なブラシ素材」「人間工学に基づいた形状」が形になるまで、約3年間の開発期間を経ています。
日本でタングルティーザーの販売を開始して7年。最近では、髪に負担をかけず絡まりを解きほぐすヘアケアブラシ(デタングリングブラシ)が増えてきています。
「デタングリングブラシ」という言葉が皆無に近かった頃から考えると、タングルティーザーは唯一無二のヘアケアブラシであり、デタングリングブラシのパイオニアでもあると胸を張ってお伝えできます。
これからも自信を持って、「とかすだけで、さらツヤ髪」になれる魔法のブラシを皆さまにお届けしてまいります!
ーおわりー